本の感想とか考察とか
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潮騒
 
「その火を飛び越して来い、その火を飛び越してきたら」

あのミッシーがこんな作品も書けるのかと驚愕していたら
ギリシア・ローマの小説『ダフニスとクロエー』に着想を得たもの、らしい。
つまりオマージュなのか。納得。

自然と共生する素朴な人々の営みの中で、無口な青年が様々な障害を乗り越えて
美しい少女と結ばれるという、あまりにも健全で純粋な恋愛小説

ストーリーの重みは水戸黄門何の勧善懲悪ものなのに
それを読みきらせるのはもう三島の構成力と文才
綺麗な文章を何も考えずに読める本
短いし、今は新潮で可愛いデザインが出ているので是非

その火を〜のシーンは本当に、島特有の閉塞感と恋愛の疾走感で息苦しくなって最高だった
本当文学史に残る名場面だと思う
あんな文章が一生で一度でも書けたら、もう死んでもいい

08:54 / ま行 / - / -
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